布団を捨てるとき、ゴミ袋に入れば燃えるゴミで出せるのか、迷うところですよね。
結論から言うと
布団がゴミ袋に入れば燃えるゴミ、とは限りません。
同じ「布団」でも、住んでいる自治体によって出し方が大きく3つに分かれます。
| 自治体のルール | 布団の扱い | やること |
|---|---|---|
| 袋に入ればOK型 | 指定袋に入れば 燃えるゴミ | 折りたたむ・押し込む (入らなければ切る) |
| サイズ制限型 | ◯cm以下なら 燃えるゴミ | 決められた大きさに切る |
| 粗大ゴミ確定型 | 袋に入っても 粗大ゴミ | 粗大ゴミで申し込む |
どのパターンかを先に確かめておかないと、せっかく切ったのに収集してもらえない、といったことが起きます。
まずは自分の自治体がどれにあてはまるかを見て、そこから切り方や粗大ゴミの手順に進むのが、いちばんの近道です。
布団がゴミ袋に入れば燃えるゴミになる自治体とならない自治体がある
布団は原則として粗大ゴミですが
指定のゴミ袋に入れば燃えるゴミで出せる自治体もあり、扱いは住む場所で変わります。
布団の中身は、綿やポリエステル、羽毛といった燃える素材でできています。
だから燃えるゴミで出せそうに思えますが、そのままの大きさだと粗大ゴミ扱いにする自治体が多いのが実情です。
一方で、指定のゴミ袋に入る大きさなら燃えるゴミで受け付けてくれる自治体もあります。
同じ布団でも、燃えるゴミで出せるか粗大ゴミになるかは、自治体のルールしだいで変わります。
布団のゴミ出しルールは大きく3つに分かれる
布団の分別は、次の3つのどれかにあてはまることがほとんどです。
| タイプ | 自治体の例 | ルールの中身 |
|---|---|---|
| 袋に入ればOK型 | 神戸市 札幌市 仙台市 豊田市 | 指定のゴミ袋に入って 口が縛れれば燃えるゴミ |
| サイズ制限型 | 横浜市 大阪市 名古屋市 | 最大辺が30〜50cm以下なら 燃えるゴミ (超えると粗大ゴミ) |
| 粗大ゴミ確定型 | 江東区 岐阜市 | 袋に入っても 布団は粗大ゴミ |
たとえば神戸市では、指定袋に入る布団は燃えるごみとして出せます(神戸市の公式FAQより)。
反対に東京都の江東区では、45リットルの指定ごみ袋に入っても、布団は粗大ごみに分別されます。
「袋に入れば燃えるゴミ」
という言葉をそのまま信じて出すと、地域によっては収集してもらえないわけです。
自分の住む自治体のルールを調べる手順
切る前にやることは、自分の自治体が3つのどれかを確かめることです。
次の3ステップで、たいてい数分で分かります。
- 自治体名+「ごみ 分別」で検索する
「◯◯市 ごみ 分別」で、自治体のごみ分別辞典のページを開きます - 「ふとん」「布団」で品目を探す
五十音検索や検索窓に「ふとん」と入れると、布団の扱いが出てきます - 分別区分とサイズ指定を見る
「燃えるゴミ」「燃やすごみ」「可燃」なら出せます。「粗大」なら粗大ゴミ、「◯cm以下」とあればその寸法まで切ります
探しても見つからないときは、自治体のごみ相談窓口に電話で聞くのが確実です。
ルールを守らずに出した布団は、収集されずにゴミ集積所に残されてしまうことがあります。
悪質なケースだと不法投棄とみなされ、廃棄物処理法では5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が定められています。
そこまで気負う必要はありませんが、区分を確認してから出すのが、結局いちばん楽で安全です。
燃えるゴミで出せる自治体での布団の切り方とゴミ出し手順
燃えるゴミで出せる自治体なら、布団を指定袋に入る大きさにして出します。
押し込んで入るなら切らずに済み、入らなければカバーを切って中綿を取り出します。
布団を切り始める前に確かめること
いきなり切り出す前に、そもそも切る必要があるかを確認すると、余計な手間を省けます。
- 袋に入ればOK型
薄い掛け布団などは、折りたたんで押し込むだけで入ることがあります - サイズ制限型
「30cm以下」などの指定があるので、その寸法に合わせて必ず切ります - 羽毛布団
羽毛が舞って手に負えなくなるので切りません
(あとで別の方法を書きます)
厚みのある敷布団を切る場合は、道具をそろえておくと作業がぐっと楽になります。
- 裁ちバサミ、または厚物用の大きめのハサミ
- 大型のカッター(カバーを切るのに便利)
- マスク(綿やホコリを吸い込まないため)
- エプロンと軍手
- レジャーシートか大きめのビニール
(綿の飛び散り防止) - 指定のゴミ袋
敷布団の切り方の手順
敷布団は、布地と中綿を一気に切ろうとすると刃が止まってしまいます。
先にカバーを切って、中綿を取り出す流れが楽です。
①カバーを切って中綿と分ける
敷布団の側面をハサミかカッターで切り、外側の布地と中綿を分けます。
布団はピンと張った状態のほうが切りやすいので、誰かに端を引っ張ってもらうと進みが早くなります。

②中綿を手で裂いて薄くする
取り出した中綿は、ハサミで切るより手で裂いたほうが早く小さくなります。
綿はミルフィーユのように層になっているので、少しずつはがすようにするとぺらぺらになります。
綿はハサミだと刃が滑って切りにくいので、手で裂くほうがずっと早いですよ。

③袋に入る大きさにして詰める
薄くした綿と切った布地を、指定のゴミ袋に詰めていきます。
袋に入れながら空気を抜くと、かさが減ってきれいにまとまります。
口がしっかり縛れるところまでにして、無理に詰め込みすぎないのがコツです。
掛け布団の切り方の手順
掛け布団も基本は同じで、カバーを切って中身を取り出します。
- 掛け布団のカバーをハサミで切る
- 中の綿を少しずつ取り出してゴミ袋に入れる
- カバーは袋に入る大きさに折るか切り分けて入れる
綿やホコリが舞いやすいので、作業中は窓を閉め切っておきます。
床にはシートを敷き、終わったら掃除機をかけると後片付けが楽です。
百均のハサミでは敷布団はほとんど切れない
「道具は百均でそろえよう」
と考える人は多いですが、敷布団の裁断ではつまずきやすいところです。
実際にダイソーのハサミで試した人の報告では、薄い端は切れても、中綿の厚みが数センチを超えると刃が止まって進まなくなったそうです。
薄いこたつ布団や掛け布団のカバーくらいなら百均のハサミでも切れますが、分厚い敷布団は厚物用の裁ちバサミを用意したほうが結局早く終わります。
羽毛布団は切らずにリサイクルに回す
羽毛布団だけは、燃えるゴミにするとしても切ってはいけません。
羽毛は軽くて舞い上がりやすく、部屋中に散らばって手がつけられなくなるからです。
燃えるゴミで出せる自治体なら、切らずに小さくたたんで紐で縛り、袋に入れて出します。
まだ使える羽毛布団なら、無料のリサイクル回収に出すという手もあります。
「GreenDownProject(グリーンダウンプロジェクト)」という取り組みでは、イオンや百貨店、西川の協賛店などに持ち込むと、羽毛を無料で回収して再生してくれます。
対象はダウン率50%以上の羽毛布団で、多少の汚れや穴があっても引き取ってもらえます。
切るのが大変なときに布団を安く処分する方法
切る作業がどうしても大変なら、粗大ゴミで出すのがいちばん確実です。
費用はかかりますが、綿を裂いたり掃除したりする手間がまるごと省けます。
粗大ゴミとして出す手順と費用
粗大ゴミの出し方は、多くの自治体で次の流れです。
- 電話かインターネットで粗大ゴミの収集を申し込む
- 案内された金額の処理券(シール)をコンビニなどで買う
- 受付番号を書いた券を布団に貼り、収集日に指定の場所へ出す
費用は200〜500円ほどが目安ですが、大きさや自治体によっては1,000円前後かかることもあります。
収集日が決まっているので、急いでいるときはクリーンセンターへ直接持ち込む方法もあります。
費用と手間で選ぶ布団の処分方法
処分方法は、費用の安さと手間のバランスで選ぶと迷いません。
| 方法 | 費用の目安 | 手間 |
|---|---|---|
| 燃えるゴミ (切って出す) | ゴミ袋代のみ (数十円〜) | 切る労力が大きい |
| 粗大ゴミ | 200〜500円ほど | 申し込み・運び出し |
| 店舗の引き取り (買い替え時) | 店による | 持ち込みか 配送時に依頼 |
| 不用品回収業者 | 1,000 〜3,000円ほど | 運び出しまで 任せられる |
| 売却 (フリマ・買取) | プラスになることも | 出品・梱包の手間 |
とにかく安く済ませたいなら、燃えるゴミで出せる自治体で切って出すのが最安です。
手間を省きたいなら粗大ゴミ、布団以外にも捨てたいものが多いなら不用品回収業者が向いています。
不用品回収業者を使うときは、「無料」をうたって高額を請求する業者もいるので、先に見積もりをもらってから頼むと安心です。
布団のゴミ出しでよくある質問
本文で触れきれなかった、布団まわりの細かい疑問をまとめました。
布団カバーやシーツは何ゴミになる
多くの自治体で、布団カバーやシーツは「古布」や「資源」に分類されます。
汚れがひどくて資源にできない場合は、燃えるゴミで出せることが多いです。
地域で扱いが違うので、こちらも分別辞典で確認しておくと確実です。
こたつ布団や毛布 座布団も同じ捨て方でいい
基本の考え方は布団と同じです。
指定袋に入れば燃えるゴミにできる自治体が多いですが、サイズによっては粗大ゴミになります。
毛布は布団より切りやすいので、燃えるゴミで出せる地域なら比較的楽に処理できます。
マットレスも同じ方法で捨てられる
スプリング(バネ)が入ったマットレスは、家庭で切るのが難しく、粗大ゴミや処理場への持ち込みになります。
一部の自治体では回収してもらえないこともあるので、事前の確認が必要です。
バネのないウレタン素材なら、布団と同じように切って出せる場合もあります。
ゴミ袋に無理やり詰め込んでも収集してもらえる
口が縛れないほど詰め込むと、袋が破れたり収集を断られたりすることがあります。
膨らんで袋を破ってしまうと、収集車の故障にもつながりかねません。
袋の口がきちんと縛れる範囲までにしておきましょう。
布団は自治体ルールを確認してから袋に入れれば無駄なく捨てられる
布団がゴミ袋に入れば燃えるゴミ、というのは自治体によって3パターンに分かれます。
- 袋に入ればOK型なら、折りたたんで押し込む(入らなければ切る)
- サイズ制限型なら、決められた寸法まで切る
- 粗大ゴミ確定型なら、迷わず粗大ゴミで申し込む
まずは自治体の公式サイトで「ふとん」の分別を確認して、自分がどのパターンかをはっきりさせるところから始めれば、切る手間もお金も無駄になりません。
