ダブルマットレスを車で運ぶ方法!軽自動車は無理?積める車種と梱包・業者費用

ダブルマットレスを車で運ぶ方法!軽自動車は無理?積める車種と梱包・業者費用

引っ越しでいちばん扱いに困る荷物のひとつが、ダブルサイズのマットレスです。

大きくて重いので

「そもそも車で運べるの?」

というところでつまずきますよね。

結論から言うと、ダブルマットレスは載せる車と、マットレスの種類しだいで運び方がはっきり分かれます。

ダブルマットレス(幅140cm)は乗用の軽自動車には積めず

ハイエースなどのバンか、2列とも倒せるミニバン、軽トラックの荷台で運ぶことになります

さらに、スプリングが入っているか、折りたためるタイプかでも運び方は変わります。

スプリング入りのダブルは折り曲げも圧縮もできないので、無理をせず業者に任せたほうが結局は安く済むケースも多いです。

まずは、自分のマットレスと手元の車がどのパターンにあてはまるか、早見表で確認してみてください。

2つ折りできるマットレス

目次

ダブルマットレスを車で運ぶ方法は大きく2通り

ダブルマットレスを運ぶやり方は

「自分で車に載せて運ぶ」か
「業者に頼む」かの2つです。

マットレスはベッドと違って分解できないので、大きいまま運ぶしかありません。

だからこそ、最初に「載る車があるか」を見きわめるのが分かれ道になります。

下の早見表で「◎〜○」の車が用意できれば自分で運べる可能性が高く、そうでなければ業者が現実的です。

スクロールできます
車のタイプダブル
(140×195cm)
ひとことメモ
ハイエース
キャラバン
(バン)
荷室が広く
いちばん余裕がある
タウンエース
(商用ワゴン)
斜めに積めば入る
ミニバン
(ノア・セレナ等)
△〜○載るが
人がほぼ乗れなくなる
軽トラック
(荷台)
荷台に載る。
ただし雨・落下対策が必須
軽バン
(ハイゼットカーゴ等)
幅が足りず
シングル〜セミダブル向き
乗用の軽自動車
(N-BOX・タント等)
室内の幅が
140cmに足りない
コンパクトカー
セダン
荷室が狭く入らない

ここで「うちの車では無理そう」となっても大丈夫です。

レンタカーを借りる方法も、業者に頼む方法もあるので、この先で順番に見ていきます。

ダブルサイズが積める車種と積めない車種の見分け方

ダブルが積めるかどうかは、車の「室内の幅」と「まっすぐ寝かせられる長さ」の2つで決まります。

ダブルは幅140cm・長さ195cmなので、この両方を満たす車でないと積めません。

ダブルマットレスのサイズと重さ

一般的なダブルマットレスのサイズは、幅140cm×長さ195cmです。

厚みは10〜25cmほどで、ポケットコイルなどスプリング入りだと20kgを超えるものもあります。

重さもですが、やっかいなのは

「折り曲げられない」ことです。

スプリング入りは曲げると中のバネが傷むので、140cmの幅をそのまま通せる車と経路が必要になります。

参考までに、サイズごとの目安を並べておきます。

スクロールできます
サイズ幅×長さ重さの目安
シングル約97×195cm15kg前後
セミダブル約120×195cm18kg前後
ダブル約140×195cm20kg超も
クイーン約160×195cm25kg前後

乗用の軽自動車にダブルが積めない理由

まず、いちばん多い勘違いから片づけます。

N-BOXやタントのような乗用の軽自動車に、ダブルマットレスは基本的に積めません。

理由は、車の「幅」にあります。

軽自動車は規格で車体の幅が148cm以下と決められていて、ドアや内装の厚みを引くと、室内の幅は実際には110〜120cmほどしかありません。

ダブルの幅140cmはこの室内幅をはっきり超えるので、まっすぐ入れても斜めにしても収まりません

無理に押し込むとマットレスが変形したり、内装を傷つけたりするので、乗用の軽は最初から候補から外して大丈夫です。

室内幅120cmの軽自動車にダブルマットレスの幅140cmが収まらず左右がはみ出す比較図

同じ軽でも軽トラック・軽バンなら話が変わる

同じ「軽」でも、軽トラックの荷台は乗用の軽とはまったくの別物です。

軽トラの荷台は幅が141cm前後あるので、ダブルの幅140cmがぎりぎり載ります。

ただし屋根がないぶん、注意点があります。

  • 雨に濡れないよう、防水になる梱包で全体を包む
  • 走行中に飛ばないよう、ロープやベルトでしっかり固定する
  • 荷台からはみ出す積み方は避ける

一方、ハイゼットカーゴのような軽バンは、荷室の幅が130cm前後です。

ダブルの140cmには少し足りないので、軽バンで運びやすいのはシングル〜セミダブルまでと考えておくと安全です。

ミニバン・ワゴンで運ぶときの本当の壁

「ミニバンなら安心」

と思いがちですが、ダブルには落とし穴があります。

幅140cmは、6〜7人乗りミニバンの室内幅(140〜160cm)にぎりぎり収まります。

問題は、長さ195cmのほうです。

これを床にまっすぐ寝かせるには荷室の長さが2m以上必要で、多くのミニバンは2列目だけでなく3列目、車種によっては助手席まで倒さないと足りません。

つまり「マットレスは載るけれど、人はほとんど乗れない」状態になりやすいのです。

手伝ってくれる人と一緒に移動したいなら、荷室が最初から長いバンタイプのほうが結局ラクになります。

それと、立てかけて積むとバックミラーで後ろが見えなくなって危ないので、ダブルは寝かせて積むのが基本です。

ダブルが積めるおすすめ車種と荷室の目安

ダブルを自分で運ぶときに候補になる車を、荷室の目安つきで並べます。

スクロールできます
車種荷室の目安積みやすさ
ハイエース
キャラバン
荷室幅152cm
座席を倒すと長さ305cm

余裕
タウンエース
ライトエース
荷室長2m前後
斜め積みで
ノア・ヴォクシー
セレナ・ステップワゴン
2列倒して長さ2m前後△〜○
同乗者は犠牲
アルファード
ヴェルファイア
2列倒して長さ確保
段差に注意
軽トラック荷台幅141cm
長さ194cm前後

短距離・防水必須

車種が同じでも年式やグレードで荷室の寸法は少し変わります。

借りる前に、荷室の「長さ・幅・開口部」の3つをメーカーの公式サイトで確認しておくと失敗しません。

自分でダブルマットレスを運ぶときの手順

自分で運ぶと決めたら、順番は

経路を測る→車を用意する
→梱包する→2人以上で積む

です。

ここを飛ばして当日いきなり運ぶと、玄関で引っかかって立ち往生、という失敗が起きます。

最初に搬出経路を測っておく

いちばん最初にやるのは、マットレスを外に出せるかどうかの確認です。

ダブルの幅140cmが通るか、次の場所を測っておきます。

  • 玄関ドアの開口幅
    一般的に70〜80cm。斜めにして通るかも確認
  • 廊下の曲がり角
    直線なら通っても、角があると引っかかりやすい
  • 階段
    とくにコの字の折り返し階段は詰まりやすい
  • エレベーター
    中に入るか、斜めにして立てられるか

ここでどうしても通らない場合は、自分で運ぶのはあきらめて、業者の吊り上げ(このあと説明します)を検討します。

レンタカーの手配と費用の目安

車がない場合は、レンタカーを借ります。

ダブルを載せるなら、ハイエースなどのバンか、軽トラックが基本の選択です。

費用の目安は、大型バンで3時間5,000円ほど、軽トラックで3時間5,000〜6,000円ほどです。

料金はレンタカー会社や時期で変わります。実際の金額は各社の公式サイトでご確認ください。

2017年3月以降にとった普通免許でも、車両総重量3.5トン未満なら2トントラックまで運転できます。

ただしトラックは乗用車と運転の感覚が違うので、慣れていない人はバンか軽トラのほうが無難です。

ダブルマットレスの梱包方法

マットレスは裸のまま運ぶと、汚れたり布が破れたりします。

梱包材は、次の3つのどれかを使えばOKです。

  • エアパッキン(プチプチ)
    クッション性が高く、角の保護に強い。ホームセンターで買える
  • 大型ラップ
    すき間なく巻ける。クッション性はないので何重かにする
  • 汚れてもいい毛布+ひも
    2枚以上で包んでひもで固定すると頑丈

どれを使うときも、ぶつけやすい四隅を重点的に包むのがコツです。

取っ手つきのマットレスは、取っ手が飛び出ていると別の家具に引っかかるので、内側に入れて包みます。

当日に雨が降ることもあるので、外を通るなら防水になるラップかプチプチが安心です。

マットレスの四隅をエアパッキンで厚めに包みガムテープで固定した梱包の様子

圧縮や折りたたみができるか見分ける

「小さくして運べないの?」

と思いますよね。

これはマットレスの種類しだいで、できるものとできないものがあります。

スプリング入り(ポケットコイル・ボンネルコイル)は、折り曲げも圧縮もできません。

無理に圧縮すると中のバネが壊れて、寝心地が元に戻らなくなります。

一方、ウレタンや高反発などの非スプリング系は、圧縮袋で小さくできる場合があります。

ただし、ひとつ注意があります。

圧縮するとメーカーの保証が切れることがあります

たとえばコアラマットレス公式ブログでは、一度圧縮すると保証の対象外になると案内されています。

圧縮したまま長く置くと元に戻らないこともあるので、運んだらすぐ袋を開けて空気を戻します。

三つ折りタイプや分割式なら、そもそも小さく畳めるので一人でも運びやすいです。

スクロールできます
マットレスの種類折り曲げ圧縮
ポケットコイル
ボンネルコイル
ウレタン・高反発
低反発

(保証は要確認)
三つ折り・分割式不要

2人以上で積み込み後方の視界も確保する

搬出も積み込みも、必ず2人以上でやります。

ダブルは一人で持つと前が見えず、足元も隠れて転びやすいからです。

車に積んだら平らに寝かせて置き、ラチェットベルトやロープで固定します。

立てかけて積むとバックミラーがふさがるので、後ろが見えるかを必ず確かめてから発進します。

荷物を積むと車が重くなって、カーブやブレーキで荷崩れしやすいので、いつもよりゆっくり運転すると安心です。

業者に頼んでダブルマットレスを運ぶ方法と費用の目安

「車も人手も用意できない」
「スプリング入りで折り曲げられない」

という場合は、業者に頼むのが確実です。

マットレス1枚だけでも運んでくれるサービスがいくつかあるので、状況に合うものを選びます。

マットレスだけ運んでもらうサービスと料金

マットレス1枚を運ぶ主な方法は、次の3つです。

スクロールできます
方法費用の目安向いているケース
ヤマト
らくらく家財宅急便
近距離で
6,850円前後〜
折りたためる
マットレス
引越し業者の
家具1点プラン
同県内で
15,000円前後〜
折りたためないダブル
赤帽距離と作業時間で
変動
近距離・単品を安く

折りたためるマットレスなら、ヤマトのらくらく家財宅急便が安く運べます。

ダブルを2つ折りにすると3辺の合計は約248cmで、250cm以下という条件に収まるため、近距離なら6,850円前後で送れます。

ただしこれは折りたためる前提の話です。

スプリング入りで折りたためないダブルは、引越し業者の「家具1点プラン」が現実的です。

この場合、同じ県内なら15,000円前後、ダブルサイズや県外への配送だと20,000円を超えることもあります。

近距離で少しでも安くしたいなら、距離と作業時間で料金が決まる赤帽に見積もりを取るのもおすすめです。

※料金は時期・距離・作業内容で変わります。正確な金額は各サービスの公式サイトや見積もりでご確認ください。

単身パックにダブルは入らないので注意

ひとつ気をつけたいのが、単身者向けの引越しパックです。

単身パックは専用ボックスに荷物を詰める仕組みで、いちばん大きいサイズでも高さは175cmほどです。

マットレスは長さが195cm前後あるので、ダブルはもちろん、一般的なマットレスは単身パックには収まりません。

単身パックを使う予定なら、マットレスだけは別で配送を手配することになります。

部屋から出せないときは吊り上げになる

ダブルは大きいので、階段やエレベーターを通らず「部屋から出せない」ことがあります。

とくに一軒家のコの字階段や、入口の小さいエレベーターで起きやすいです。

その場合は、窓やベランダからロープやクレーンで運ぶ「吊り上げ」で対応します。

吊り上げの費用は2階で10,000〜30,000円が目安で、人数や方法で変わります。

吊り上げは自分ではできない作業なので、経路が通らないとわかった時点で業者に相談するのが安全です。

自分で運ぶのと業者依頼はどちらが得か

ここまで読んで、まだ迷っている場合の判断材料を整理します。

「自力は安い」と思われがちですが、レンタカー代や人手、破損のリスクまで入れると差は思ったより縮まります。

スクロールできます
自分で運ぶ業者に頼む
費用レンタカー
5,000〜6,000円
+ガソリン
単品で
7,000〜20,000円台
人手2人以上が必須不要
手間梱包・積み下ろし・運転ほぼお任せ
リスク破損・ケガ・後方視界低い
(プロが養生)
階段作業自力では危険吊り上げも対応可

この表をふまえると、選び方はシンプルです。

  • 自分で運ぶのが向く
    近距離・折りたためる・車と手伝う人がいる・階段が少ない
  • 業者が向く
    スプリング入りのダブル・遠距離・階段やコの字階段がある・手伝う人がいない

とくにスプリング入りのダブルで、搬出に階段が絡むなら、最初から業者に頼むほうが体もマットレスも守れます。

ダブルマットレスの運搬でよくある質問

本文で触れきれなかった細かい疑問を、まとめて整理しておきます。

ダブルマットレスは一人で運べる

おすすめしません。

ダブルは20kg近くあり、一人だと前や足元が見えず転倒しやすいです。

搬出・積み込みは2人以上でおこないましょう。

近くに頼める人がいなければ、便利屋に積み込みだけ頼む方法もあります。

スプリング入りを圧縮袋で送ってもいい

やめておきましょう。

ポケットコイルなどスプリング入りは、圧縮すると中のバネが壊れて寝心地が戻らなくなります。

圧縮できるのはウレタンや高反発などの非スプリング系だけで、それも保証が切れる場合があります。

車に立てかけて積んでもいい

立てかけるとバックミラーがふさがり、後方が見えず危険です。

ダブルは平らに寝かせて積むのが基本です。

どうしても寝かせられない車なら、その車では運ばない判断をおすすめします。

マットレスを処分して買い替えるほうが安い

ケースによります。

運搬費が2万円前後かかる遠距離で、マットレスも古くなっているなら、処分して新居で買い直すほうが安く済むこともあります。

粗大ごみの処分費は300〜1,000円程度が目安です。

自分の状況に合った運び方を選ぶために

ダブルマットレスを車で運べるかどうかは

「載る車があるか」と「折りたためるか」でほぼ決まります。

乗用の軽自動車では幅が足りず積めないので、ハイエースなどのバン、2列倒せるミニバン、軽トラックの荷台が候補になります。

車と2人以上の手伝いが用意でき、搬出経路も通るなら、レンタカーで自分で運べば費用を抑えられます。

逆に、スプリング入りで折りたためない、階段がきつい、遠距離といった条件が重なるなら、業者に任せたほうが安全で結果的に得なことも多いです。

まずは自分のマットレスが折りたためるか確かめて、載せられる車のあてがあるかどうか。

この2つを決めれば、運び方は自然と決まります。

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