ジェラートピケの年齢層は10代から60代までと幅広く、実際に買っている層は30代〜50代がいちばん厚めです。
ただ、この「年齢層」、調べる場所によって答えがけっこう違います。
| どこの情報か | 示している年齢層 |
|---|---|
| ブランド公式 コンセプト | 年齢の線引きなし (すべての女性が対象) |
| 業界メディア 繊研新聞のブランド情報 | 年齢を問わず人気 |
| 第三者アンケート ブランドのイメージ調査 | 20代(イメージ) |
| 購入者レビュー 楽天市場の年代内訳 | 40代が最多 次いで30代・50代 |
おもしろいのは
「若い子のブランド」というのはイメージの話で、実際にお金を出しているのは大人世代のほうが多いという点です。
つまり「40代だけど買っていいのかな」という不安は、実態とはだいぶズレたところで生まれています。
ここから、そのズレの正体と、年齢を気にせず選ぶためのコツを順番に見ていきます。
ジェラートピケの年齢層が調べるたびに違って見える理由

年齢層の数字がバラバラなのは
「みんながイメージしている年齢層」と「実際に買っている人の年齢層」を、それぞれ別の記事が別々に語っているからです。
片方だけ読むと、答えが真逆に見えます。
3つの角度から、順番に整理してみます。
公式が決めている年齢層はあるのか
ジェラートピケには、「何歳向け」という公式のターゲット設定がありません。
ブランドが掲げているコンセプトは「大人のデザート」。
着心地にこだわったアイテムを「ファッションのスウィーツ」として表現し、すべての女性に「お部屋の中のファッション」を贈る、というのがブランドの言葉です。
年代でお客さんを区切る言葉が、そもそも一言も入っていません。
運営しているのは株式会社マッシュスタイルラボで、ブランドがスタートしたのは2008年の秋です(マッシュホールディングス公式リリース)。
ファッション業界紙の繊研新聞も、このブランドを
「レディスを中心に年齢を問わず人気を得ている」
と紹介しています。
レディースだけでなく、メンズ、キッズ・ベビーまで展開しているブランドなので、そもそも年齢で客層を絞る作りになっていない、とも言えます。
イメージ上の年齢層は20代に寄る
それでも「若い子のブランド」という空気があるのは事実です。
ファッションに詳しい人へのアンケート調査をしたサイトが複数ありますが、llarsenとマッチファッションのどちらの調査でも、レディースもメンズも「20代」というイメージがいちばん多いという結果でした。
回答者のコメントを読むと、その理由もはっきりしています。
- ふわふわ・パステルカラーの見た目
甘い色柄が多いので、若い人向けに見える - コラボ商品の印象
キャラクターものが目立つので、余計に若い層のものに見える - SNSで見かける着用者
アイドルやモデルが部屋着として着ている投稿が多い
どれも「見た目の印象」の話であって、誰が買っているかの話ではありません。
ちなみに同じ調査には「高いから、ある程度年齢層が上の人しか買えないかも」という40代女性のコメントも混ざっていました。
イメージの中ですでに、ちょっと矛盾が起きているわけです。
実際に買っている人は30代から50代が厚い
買った人のデータを見ると、景色がひっくり返ります。
ファッションブログ「服と暮らす」が楽天市場の購入者54人の年代を数えたところ、次のような内訳になっています。
| 年代 | 人数 |
|---|---|
| 10代 | 2人 |
| 20代 | 5人 |
| 30代 | 13人 |
| 40代 | 21人 |
| 50代 | 12人 |
| 60代以上 | 1人 |
いちばん多いのは40代で、30代・40代・50代を合わせると全体の8割を超えます。
イメージの主役だった20代は、5人しかいません。
もちろん、これは楽天市場のレビューという1つの窓から見た数字なので、店舗や公式サイトで買う若い人はこの中に入っていません。
それでも
大人が買っている実物のデータがちゃんとある
という事実は変わりません。
ネットで買う人の年代が上に寄りやすいことを差し引いても、40代が最多という結果は、なかなかの説得力があります。
40代・50代が着ても浮かない理由
結論から言うと
40代でも50代でも、ジェラートピケを着て浮くことはまずありません。
理由はシンプルで、このブランドの主力は部屋の中で着るものだからです。
浮くも浮かないも、見ている人がいません。
何歳まで着られるのか
年齢の上限はありません。
ブランド側が年代を区切っていない以上、60代でも70代でも「対象外」になることはないからです。
実際、母の日の贈り物として選ばれることが多いブランドでもあります。
母親世代に贈られて、その人が日常的に着ている。
これはもう、答えが出ているようなものです。
さきほどの購入者データにも60代以上が入っていました。
数は少ないですが、「上の年代がゼロではない」というのが実態です。
気にしているのは自分の目線だけかもしれない
「アラフォーでジェラピケは痛い」
「おばさんが着るとダサい」
といった声は、たしかにネット上にあります。
ただ、その中身をよく見ると、ほとんどが着ている人自身のつぶやきなんです。
「アラフォーだけど着てもいいよね」
「本当は着ちゃいけない気がしたけど、部屋着だからいいよね」
という、自分に許可を出す文脈で出てくる言葉が大半でした。
つまり、誰かに笑われたという話ではなく、着る前に自分でブレーキをかけている状態です。
「痛いと思われないかな」の“思う人”が、実際にはどこにもいないケースがほとんどなんですよね。
ダサいという意見が出る場面も、だいたい決まっています。
ふわふわの甘い雰囲気が自分の好みと合わない、という話か、職場の男性など距離のある人からプレゼントされて戸惑った、という話です。
どちらも年齢の問題ではなく、好みと関係性の問題でした。
大人世代のほうが刺さる理由もある
むしろ、年齢が上がるほど価値が増える面もあります。
- 冷えがこたえる年代に効く
もこもこ素材は毛布をまとっているような暖かさ。冷えが気になり始めた人ほど恩恵が大きい - 締めつけのなさが効いてくる
ウエストや太もものゴムがゆるく、家でくつろぐ時間の質が変わる - 値段を出せる年代でもある
安くはないぶん、品質で選べる人に向く。10代のおこづかいでは手が出にくい価格帯 - 可愛い服を着る場所が減った人ほど嬉しい
外で甘い服を着にくくなるからこそ、部屋の中で楽しむ意味が出てくる
大人世代の口コミを見ていると、可愛さより先に「肌触り」「暖かさ」「締めつけのなさ」を挙げる人が多いのも納得できます。
※口コミはあくまで個人の感想であり、感じ方には個人差があります。
アイテムで変わる年齢層の話
ここまで「年齢は気にしなくていい」と書いてきましたが、正確にはもう一段の切り分けがあります。
年齢が本当に問題になるのは、人の目に触れるアイテムだけです。
ジェラートピケのアイテムを「どこまで人に見られるか」で並べると、こうなります。
| アイテム | 見られる範囲 | 年齢の気にしどころ |
|---|---|---|
| パジャマ | 誰にも 見られない | ゼロ 好きなものを 選んで問題なし |
| ルームウェア | 家族まで | ほぼゼロ 宅配の受け取りが 気になるなら濃いめの色 |
| トートバッグ 小物 | 外の人 | ここだけ考える価値あり 色と柄で印象が決まる |
この軸で見ると、迷いどころがぐっと減ります。
パジャマの年齢層は考えるだけ損になりやすい
パジャマの年齢層は、気にする理由がほぼありません。
寝るときに着るものを、誰かに評価される場面がないからです。
実際、パジャマやルームウェアの口コミには30代・40代・50代の声がかなり多く
「部屋着だから年齢は気にしたことがない」
という書き方をする人がめだちます。
選ぶ基準になるのは年齢ではなく、季節と好みの肌ざわりです。
この点は、あとの選び方のところで詳しく見ていきます。
トートバッグの年齢層だけは少し話が変わる
トートバッグの年齢層は、10代から50代までと幅広いのが実際のところです。
ただ、ここだけは部屋着と事情が違います。
外に持ち出すので、はじめて「他人の目」が入ってくるからです。
とはいえ、答えはあっさりしています。
人が見ているのは年齢ではなく、バッグの色と柄です。
ジェラートピケのトートは、じつはロゴだけのシンプルなデザインが中心で、カラーバリエーションも豊富です。
ベージュ・ネイビー・ブラック・くすみ系といった落ち着いた色を選べば、どの年代が持ってもふつうのキャンバストートです。
コンサートのうちわやA4の書類が入る大きさで、推し活用としても普段のサブバッグとしても使われています。
50代で堂々と使っていると書いているブログの書き手もいます。

ルームウェアを外で着るかどうかも、考え方は同じです。
もこもこ感の強い素材は部屋着に見えるので外出には向きませんが
裏毛やレーヨンなど、生地に部屋着っぽさが出ないシリーズなら、ちょっとした外出でも違和感がありません。
年齢で線を引くのではなく、素材で線を引く。
これがいちばん失敗しにくい考え方です。
メンズの年齢層はレディースより幅が読みにくい
メンズの年齢層は、イメージでは20代、実際の愛用者は30代〜50代という、レディース以上にねじれた状態です。
ジェラートピケには「ジェラート ピケ オム」という男性向けのラインがあり、公式のオンラインストアも別に用意されています。
商品名に「HOMME」と入っているものがそれです。
グレー・ネイビー・ベージュといった落ち着いた色が中心で、レディースほどの甘さはありません。
口コミを見ていくと、30代〜40代の男性が部屋着として着ているケースが多く、福袋を買っている50代の話も出てきます。
男性の場合、可愛さで選んでいる人はほとんどいません。
肌ざわりと着心地で選んで、そのまま定着した、というパターンがめだちます。
パートナーとのペアルック目当てで買われることも多いので、そこから入って気に入る、という流れも自然です。
大人世代が失敗しないアイテムの選び方
年齢の不安がどうしても消えないなら、消す方法はひとつです。
年齢を基準にするのをやめて、次の3つで選ぶ。
- 素材
部屋着っぽさの強さが決まる - 色
甘く見えるかどうかの9割がここ - 柄
キャラクターものの扱いだけ決めておく
順に見ていきます。
素材で選ぶと部屋着感の強さが変わる
ジェラートピケには素材ごとにシリーズ名が付いていて、名前を知っておくと選びやすくなります。
①ジェラート
ブランドの代名詞になっている、もこもこ素材です。
暖かさが売りで、秋冬の主役。
いちばん「ジェラピケらしい」見た目なので、甘さが苦手なら色で調整するのがおすすめです。
②スムーズィー
薄手でなめらかなニット系のシリーズです。
さらっとした肌ざわりで、春夏や冷房の効いた部屋に向きます。
もこもこ感が控えめなので、大人世代がいちばん手を出しやすいラインです。
③パウダー・スフレ・アクアドライ
季節や機能で分かれているシリーズです。
汗をかきやすい人向けのもの、保温を重視したものなど、目的別に用意されています。
シリーズの入れ替えがあるので、いま何が出ているかは公式で確認するのが確実です。
色と柄は年齢より場面で決める
甘く見えるかどうかは、ほぼ色で決まります。
同じ形のパーカーでも、淡いピンクとチャコールグレーではまるで別物に見えます。
| 着る場面 | 向いている色 |
|---|---|
| 寝るときだけ | 好きな色でOK 制限なし |
| 家族の前で過ごす | くすみ系・グレー ベージュ |
| 宅配の受け取りや ゴミ出しもある | 濃いめの色 ネイビー チャコール |
柄については、キャラクターとのコラボが多いブランドなので、そこだけ好みで決めておくとラクです。
アニマル柄やキャラクター柄は好き嫌いがはっきり分かれます。
迷うなら、ボーダーか無地のロゴものが無難です。
ちなみに、40代でジェラートピケを愛用しているブロガーが挙げていた選び方の基準は
- 洗濯しやすい
- 通年着られる
- 締めつけがない
- 袖口がゴム
- 色は濃いめ
の5つでした。
可愛さの話は一切出てきません。
家事のしやすさで選んでいるわけです。
贈る相手の年代で変わる選び方
プレゼントで使う場合、失敗の原因になるのは年齢ではなく関係性と甘さの量です。
- 20代へ
甘めの色柄でも歓迎されやすい。出産祝いや誕生日の定番 - 30〜40代へ
くすみ系の色で、上下セットより1枚もの。パーカーやカーディガンが使いやすい - 50代以上・母親世代へ
濃いめの色+シンプルな柄。母の日の贈り物としても選ばれている定番の使い方 - 男性へ
HOMMEラインから。色が落ち着いているので外しにくい
ひとつだけ気をつけたいのが、距離のある相手に上下セットを贈るケースです。
職場の男性から女性へ、といった関係でルームウェア一式が届くと、受け取る側が戸惑ったという声が実際にあります。
気になるなら、トップスだけ、もしくは靴下やヘアバンドなどの小物にすると、重さがぐっと減ります。
買える場所は、公式オンラインストアのほか、百貨店やルミネなどの店舗、楽天市場、Amazon、ZOZOTOWNなど。
ギフト用のボックスやラッピングを使いたいなら、公式が確実です。
ジェラートピケの年齢層まわりでよく出てくる疑問
ここまでで触れきれなかった、買う前に引っかかりやすい細かい疑問をまとめておきます。
ジェラートピケの値段が高いのはなぜ
独自に開発したもこもこ素材を使っていて、生地そのものにコストがかかっているからです。
コンセプトの「大人のデザート」が示すとおり、自分へのご褒美として買う価格帯に設定されています。
この価格が、10代より大人世代の購入が多い理由のひとつにもなっています。
もこもこがすぐぺたんこになると聞いた
デリケートな素材なので、扱い方しだいで差が出ます。
何度洗ってもふわふわのままという声もあれば、ぺたっとしてしまったという声もあり、洗い方で分かれている印象です。
長く使いたいなら、次の質問の洗濯方法を押さえておくと安心です。
長持ちさせる洗い方はあるか
やさしく手洗いするか、洗濯ネットに入れて洗うのが基本です。
乾燥機は避けて、日陰で平らに干すと風合いが残りやすくなります。
アイテムごとに表示が違うので、洗う前にタグの洗濯表示を確認してください。
福袋やアウトレットの年齢層も同じか
同じです。
お正月の福袋にはメンズ向けのものもあり、買っている人の年代は通常商品と変わりません。
定価より手を出しやすいので、はじめての1着を試す入口として使う人もいます。
年齢より先に決めるべきは色と素材
ジェラートピケの年齢層は10代から60代まで。
そして実際にいちばん買っているのは40代を中心とした大人世代でした。
「若い子のブランド」というのは、見た目から生まれたイメージにすぎません。
迷ったときに戻ってくる判断軸は、この3つで足ります。
- どこまで人に見られるか
パジャマなら考えるだけ無駄。外に持ち出すバッグだけ少し考える - 色をどうするか
甘く見えるかどうかは色でほぼ決まる。不安なら濃いめ - 素材をどうするか
もこもこ系は部屋の中専用。外にも着たいなら生地の薄いシリーズ
次にやることはシンプルです。
気になっているアイテムを開いて、年齢を思い浮かべる代わりに、色の欄をくすみ系か濃いめに切り替えてみる。
たぶんそれだけで、引っかかっていたものがすっと消えます。
