エアウィーヴの洗い方は
カバーを外して中材を40℃以下のシャワーで洗い流し、陰干しするだけです。
特別な道具も洗剤も要りません。
ただ、10万円前後する寝具となると
「間違って洗ってへたらせたらどうしよう」
と手が止まりますよね。
迷ったときは、まず下の表で「どこまで洗っていいか」を確かめてみてください。
| 部位 | 洗える 方法 | 洗濯機 | 乾かし方 |
|---|---|---|---|
| 中材 (エアファイバー) | シャワーで 手洗い | × | 陰干し |
| アウター カバー | 洗濯機 | ◯ | 陰干し |
| 枕の シートコア | シャワーで 手洗い | × | 陰干し |
洗濯機に入れていいのはカバーだけで、中身は浴室でシャワーをかけて流します。
これさえ守れば、そうそう失敗しません。
- 中材とカバーで手順がどう分かれるのか
- 中性洗剤の使い方と、お湯の温度の上限
- 敷布団・三つ折り・枕でやり方が変わるのか
- 布団乾燥機と天日干しは本当に全部ダメなのか
- 乾かないときに使える手と、乾くまでの時間の目安
- 洗う頻度をどう決めればいいか
エアウィーヴの洗い方は中材とカバーで手順が分かれる

エアウィーヴを洗うときは
最初にカバーと中材を分けるところからスタートします。
この2つは洗う場所も道具もまるきり違うからです。
ここを分けずに丸ごと洗濯機へ、というのがいちばんやってはいけないパターンになります。
洗う前に押さえたいエアウィーヴの洗えるところと洗えないところ
エアウィーヴは
カバーも中身も丸ごと水洗いできる寝具です。
ただし「洗える」と「洗濯機に入れられる」はイコールではありません。
中材のエアファイバーは、樹脂の糸を空気を編むみたいに絡ませて作られた素材です。
90%以上が空気なので、水をかけるとそのまま通り抜けて汚れだけ流れていきます。
水はしみ込まないので、絞る必要も脱水する必要もありません。
そのかわり、この素材は熱と摩擦に弱いです。
洗濯槽でぐるぐる回されたり、乾燥機の熱風にさらされたりすると、変形やへたりにつながります。
だから中材は手洗い、カバーは洗濯機、という分担になるわけです。
もう少し細かく、道具ごとの可否をまとめました。
| やること | 中材 | カバー |
|---|---|---|
| シャワーで 流す | ◯ 40℃以下 | △ 洗濯機が早い |
| 洗濯機 | × | ◯ ネット使用 |
| 中性洗剤 | ◯ 薄めて使う | ◯ |
| 塩素系 漂白剤 | × | × |
| 乾燥機 タンブラー | × | × |
| コイン ランドリー | × | ◯ 洗いのみ |
| 陰干し | ◯ | ◯ |
| 天日干し | × H3で補足 | ◯ |
ざっくり言うと、中材にとっての敵は「熱」と「機械の力」です。
この2つを避ければ、あとはかなり気楽に扱えます。
中材のエアファイバーは40℃以下のシャワーと中性洗剤だけで洗える

中材の洗い方は、次の3ステップだけです。
- アウターカバーを外す
ファスナーを開けて、中材だけを取り出します。 - 40℃以下のお湯で洗い流す
浴室に持っていき、浴槽のふちに立てかけてシャワーをかけます。汚れが気になるときは、薄めた中性洗剤を使います。 - ほこりの少ないところで陰干しする
風通しのいい場所に立てかけて、完全に乾くまで待ちます。
本当にこれだけで、揉んだりこすったりする工程はありません。
お湯の温度は40℃が上限
ここだけは絶対に外せないポイントで、40℃を超えるお湯は使えません。
中材の樹脂は熱を受けると変形して、へたりが早く出る原因になります。
お風呂の給湯設定を41℃や42℃にしている家は多いので、洗う前に40℃以下へ下げておくと安心です。
冷水でも洗えますが、皮脂汚れを落とすならぬるま湯のほうが分があります。
洗剤を使うなら中性洗剤を薄めて
汚れが気になるときは、中性洗剤を水で薄めて使えます。
台所用でも衣類用でも、中性と書いてあるものなら大丈夫です。
柔らかいスポンジで軽くなでるようにして、あとはシャワーでしっかり流します。
いっぽうで、塩素系の漂白剤は使えません。
白くしたい気持ちはわかるのですが、素材が傷むほうが痛手です。
汚れがひどいときは踏み洗い
おねしょや飲みものをこぼしたときなど、シャワーだけでは足りない場面もあります。
そんなときは浴槽に40℃以下のお湯をためて、中性洗剤を少し溶かします。
そこへ中材を沈めて、足で踏みながら洗うのがいちばん効きます。
お湯を抜いたら、濁りが消えるまで踏みながらすすぎ、最後にシャワーで全体を流して終わりです。
手で洗うより力が入るので、重い中材でもラクに扱えます。
カバーは洗濯機で洗えて毛布コースが向いている
アウターカバーは、家の洗濯機でそのまま洗えます。
普段の洋服と同じ感覚で問題ありませんが、押さえておくと仕上がりが変わるコツが4つあります。
- 表向きのままファスナーを閉じる
裏返さず、表の状態でファスナーをしっかり閉めてから洗濯ネットへ入れます。 - 1枚だけで洗う
他の洗濯ものと混ぜず、カバー1枚で回します。生地を傷めにくくなります。 - コースは毛布コース(大物コース)
水流がやさしく、大きなものが偏らずに洗えます。標準コースより向いています。 - Warm面とCool面が分かれるカバーは別々に
ファスナーで2枚に分離するタイプは、くっつけたままにせず、面ごとに分けて洗います。
4つ目は見落としやすいところです。
リバーシブルのカバーを2枚重ねのまま洗うと、中で水がうまく回らず、洗い上がりにムラが出ます。
洗剤は普段の衣類用でかまいませんが、塩素系漂白剤だけは避けてください。
色柄が抜けるだけでなく、生地そのものが弱ります。
乾かすときは、タンブラー乾燥(乾燥機)は使わず、日の当たらない風通しのいい場所へ干します。
カバーは中材ほど熱に神経質ではないので日光に当てても平気ですが、色あせが気になるなら陰干しが無難です。
洗ったあとに「どっちが上だっけ」と迷う人はかなり多いです。
向きの見分け方は製品ごとに違うので、外す前にスマホで一枚撮っておくと、戻すときに悩みません。
敷布団やマットレスパッドや三つ折りの洗い方は流れが同じ

持っているモデルが何であっても、洗い方の流れは変わりません。
カバーを外して、中材をシャワーで流して、陰干しする。この3ステップで全部いけます。
違うのは中材の厚みと重さ、そのせいで変わる扱いやすさだけです。
| タイプ | 中材の 扱い | 洗うときの コツ |
|---|---|---|
| マットレス パッド | 1枚 薄くて軽い | そのまま浴室へ 踏み洗いもラク |
| 敷布団 | 1枚 厚みあり | 三つ折りにして 運ぶと動かしやすい |
| 三つ折り マットレス | 3つに 分かれる | 1つずつ洗うと 浴槽に収まる |
| ベッド マットレス | 分割 できる | ブロックごとに 順番に洗う |
三つ折りタイプは、カバーの中で中材が3つのブロックに分かれています。
1つずつ取り出して洗えるので、実はいちばん手軽です。
ベッドマットレスのように大きいものも、中材は分けられる作りになっているので、丸ごと持ち上げる必要はありません。
マットレスパッドはシングルで6.5kgほど、ダブルでも9kgほどです。
数字だけ見ると重そうですが、水を吸わないので濡れても重さがほとんど変わりません。
ここが普通の布団と決定的にちがうところで、洗い終わったあとの持ち運びで泣かずに済みます。
びしょ濡れの敷布団を運ぶ地獄を想像していたなら、そこは心配しなくて大丈夫です
枕の洗い方はシートコアの枚数を数えるところから

枕の洗い方も、マットレスとまったく同じ手順です。
カバーを外して、中身を40℃以下のシャワーで流して、陰干しする。それだけです。
枕は小さいぶん乾くのも早いので、いちばん気軽に洗える部類に入ります。
ただし、枕にはマットレスにはない落とし穴があります。
エアウィーヴの枕は、中に何枚かのシートコアが重ねて入っていて、その抜き差しで高さを調整する作りになっています。
洗うために全部出したあと、枚数と順番を間違えて戻すと、寝心地が別物になります。
せっかく自分に合う高さに調整していたのに、洗った翌日から首が痛い、という事故はここで起きます。
- 取り出す前に、入っていた枚数をメモするか写真を撮る
- 高さ調整でタオルを入れている場合は、タオルの位置も記録する
- 洗ったあとは、シートを1枚ずつ完全に乾かしてから戻す
枕カバーとピローケースは、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えます。
顔が直接触れる場所なので、ここはシーツと同じくらいこまめに洗って大丈夫です。
エアウィーヴの洗い方でつまずきやすい乾かし方と洗う頻度

洗うところまではみんな問題なくできます。
つまずくのはいつも、そのあとの乾かし方です。
夜までに乾かないと焦って、つい熱を使いたくなる。ここでへたらせてしまう人がいます。
乾かし方は陰干し一択で乾かないときは風を当てる

洗ったあとの中材は、風通しのいい日陰に立てかけて乾かします。
できるだけほこりの少ない場所を選ぶのがコツです。
中材は水を吸い込まないので、思っているよりずっと早く乾きます。
だいたいの目安はこのくらいです。
| タイプ | 乾くまでの 目安 | ひとこと |
|---|---|---|
| 枕 | 1〜2時間 | 薄いので いちばん早い |
| マットレス パッド | 2〜3時間 | 午前に洗えば 夜には余裕 |
| 敷布団 | 3〜4時間 | 厚みのぶん 時間がかかる |
| ベッド マットレス | 5時間前後 | 朝いちばんに 取りかかりたい |
季節と天気しだいで前後するので、晴れた日の午前中に洗いはじめるのがいちばん安全です。
昼過ぎに思い立つと、寝る時間まで乾かない可能性が出てきます。
乾かないときに考えられること
なかなか乾かないときは、たいてい理由は3つのどれかです。
- そもそも時間が足りていない
洗いはじめが遅く、乾く前に夜が来てしまうパターン。 - 気温が低い
秋や冬は水分が飛びにくく、夏の倍かかることもあります。 - 湿度が高い
梅雨どきや雨の日は、風がないとほとんど進みません。
どれにあてはまっても、打つ手は同じで風を当てることです。
窓を開けて空気の通り道を作り、そこへ扇風機かサーキュレーターを向けます。
熱ではなく風で乾かす、と覚えておけばまず失敗しません。
ドライヤーの温風でも乾きますが、熱が一点に当たり続けると変形します。
どうしても使うなら、遠くから、同じ場所に当て続けないよう動かしながらにしてください。
正直なところ、扇風機の冷風のほうがリスクがなくて気楽です。
布団乾燥機と天日干しとコインランドリーの線引き
この3つは「絶対ダメ」と書かれていることが多いのですが、調べてみると実際の線引きはもう少し細かいです。
ここを知らないまま「全部禁止」と思い込むと、使える手を自分でつぶすことになります。
布団乾燥機は基本NG ただし四季布団シリーズは別
ほとんどのモデルで、布団乾燥機は使えません。
熱風が中材にこもって、変形やへたりを招くからです。
ただし例外がひとつあります。
四季布団シリーズだけは耐熱を強化したモデルなので、布団乾燥機を使えます。
同じエアウィーヴでも、持っているモデルで答えがひっくり返るということです。
自分のがどれか怪しいときは、取扱説明書か製品名を確認してから決めてください。
ちなみに電気毛球は熱源としては穏やかなので、高温設定にしなければ一緒に使えます。
天日干しは避けたいが1時間程度なら許容範囲
中材の基本は陰干しで、直射日光は避けるのが正解です。
紫外線に長くさらされると素材が劣化していきます。
とはいえ、どうしても外の空気に当てたい場合は、1時間程度までなら許容範囲とされています。
「1分でも日に当てたら終わり」
ではないので、そこは落ち着いて考えて大丈夫です。
ただ、1時間で乾かしきれるわけでもないので、乾燥の手段としては使えません。
あくまで気分の問題として、たまに短く当てる程度に留めるのが現実的です。
なお、カバーのほうは日光に当てても平気です。
コインランドリーはカバーだけ 乾燥機は全面NG
コインランドリーに持ち込んでいいのは、カバーだけです。
中材を洗濯槽で回すと、繊維が引っかかってほつれます。
そして乾燥機は、中材もカバーも使えません。
コインランドリーの乾燥機は家庭用よりずっと高温なので、なおのこと避けてください。
| 方法 | 中材 | 補足 |
|---|---|---|
| 布団 乾燥機 | × 四季布団は◯ | モデルで 答えが変わる |
| 天日干し | △ | どうしてもなら 1時間程度まで |
| コイン ランドリー | × | カバーの 洗いのみ可 |
| 乾燥機 | × | カバーも 使えない |
| ドライヤー | △ | 遠くから 動かしながら |
| 扇風機 | ◯ | いちばん安全 で確実 |
洗う頻度に決まりはなく汚れたときと季節の変わり目が目安
じつは、洗う頻度に公式の決まりはありません。
ここは調べてみると、案内している側でも見解が割れているところです。
寝具の情報をあつかうサイトを見比べると、月1回を理想とすすめる声もあれば、汚したときだけでいいと言い切る声もあります。
どちらかが間違っているわけではなく、何を重く見るかの違いです。
そもそもエアウィーヴは中が90%以上空気で、湿気がこもりにくい構造をしています。
だからカビやダニが増えにくく、頻繁に洗わないと不衛生になるタイプの寝具ではありません。
そのうえで、判断の軸を3つに整理すると決めやすくなります。
- 汚したとき
おねしょ、こぼした、汗をかいた夜が続いた。ここは迷わず洗うタイミング。 - 季節の変わり目
夏の前と夏の終わり。汗をかく時期の前後で1回ずつなら、年2〜3回の計算になる。 - においや手ざわりが気になったとき
数字より自分の感覚のほうが、じつは当てになる。
洗う回数を増やすほど清潔になる寝具ではないので、気負わなくて大丈夫です。
カバーだけはシーツと同じ感覚で、週1回くらい洗うと気持ちよく使えます。
肌に触れる汚れはカバーが受け止めてくれているので、そこをこまめに替えれば中材の出番は減ります。
中材は「汚れたとき用の保険」くらいに考えておくと、ちょうどいい距離感です
エアウィーヴのお手入れでよくある質問
本文で触れきれなかった細かい疑問を、まとめて整理しました。
洗うとへたりませんか
40℃以下の水で洗って陰干しするぶんには、へたりません。
へたりを招くのは水ではなく熱です。熱いお湯、布団乾燥機、乾燥機、長時間の直射日光。
この4つを避けていれば、洗うこと自体はむしろ長持ちにつながります。
お湯をかけると数か月ぶんの浅いへこみが戻ることもあります。
クリーニングに出せますか
受けてくれる業者はごくわずかで、費用も1万円を超えます。
ただ、自宅のシャワーで同じことができるので、出す意味はほとんどありません。
特殊な素材なので、断られる可能性のほうが高いと考えておいてください。
カビが生えてしまったらどうしますか
洗い流せます。通気性が高いのでそもそもカビは生えにくいのですが、万が一のときも中材ごと水洗いできるのがこの寝具の強みです。
ただし塩素系漂白剤は使えないので、中性洗剤で洗ってしっかり乾かす形になります。
再発を防ぐには、ときどき立てかけて湿気を逃がすのが効きます。
洗って壊れたら保証は使えますか
保証の対象は中の素材で、マットレスは3年、枕は1年です。カバーには保証期間がありません。
ただし決められた方法から外れた洗い方をして傷めた場合は、対象外と判断される可能性があります。
40℃以下という線を守るのが、結局いちばんの保険になります。
洗ったあとカバーの向きがわからなくなりました
上下や表裏の見分け方は製品ごとに違うので、付いてきた取扱説明書を見るのが確実です。
説明書が見当たらないときは、ファスナーの位置とタグの縫い付け位置が手がかりになります。
次からは、外す前に写真を撮っておくと悩まずに済みます。
まとめ:エアウィーヴの洗い方は40℃以下のシャワーで流して陰干しするだけで足りる
結局のところ、やることは驚くほど少ないです。
カバーを外し、中材に40℃以下のシャワーをかけ、風通しのいい日陰に立てかける。
マットレスでも敷布団でも枕でも、この流れは変わりません。
判断に迷ったときは、この3つを思い出せば足ります。
- 熱を与えない
40℃超のお湯・乾燥機・長時間の直射日光を避ける - 機械で回さない
洗濯機に入れていいのはカバーだけ - 風で乾かす
急ぐときは熱ではなく扇風機を使う
頻度に正解はないので、汚したときと季節の変わり目を目安にするくらいでちょうどいいです。
普段はカバーをこまめに洗って、中材はここぞというときに出番を作る。この分担が現実的です。
次にやることは決まっています。
自分のモデル名を取扱説明書で確かめて、四季布団シリーズかどうかだけ見ておいてください。
そこが分かれば、布団乾燥機を使えるかどうかまで含めて、もう迷うことはありません。
あとは晴れた日の午前中を選んで、浴室にシャワーを持っていくだけです。
