BLUEBOX(ブルーボックス)は
2019年に中国・上海で始まった睡眠ブランドです。
日本ではまだ見かけ始めたばかりかもですが、中国ではオンライン販売を中心に成長し
主力のZ1シリーズを軸に100万人以上のユーザーを持つ規模まで広がっています。
そのため
「SNS広告で突然出てきた正体の分からないマットレス」
というより
中国で実績を積んだD2C型の睡眠ブランドが、日本市場へ入ってきた段階
と捉えるのが実態に近いです。
主力の「Z1 コイシマットレス」は、メモリーフォームでカラダにフィットさせながら、高硬度フォームとポケットコイルで沈み込みを抑えるハイブリッド型のマットレスです。

主力商品のZ1 コイシマットレス
馴染みのあるブランドと比べると
- ネルマットレスは「寝返り」
- コアラマットレスは「振動吸収」
がブランドを理解する軸になるのに対し、BLUEBOX(ブルーボックス)は
沈み込みすぎず、しっかり支える
が最も特徴をつかみやすいポイントです。
- BLUEBOX(ブルーボックス)がどこの国の、どんな会社のブランドなのか
- 中国でどのくらい販売実績があるのか
- ブランドが一枚のマットレスから始まったストーリー
- Z1 コイシを中心とした商品の特徴
- ネルマットレス・コアラマットレスとの違いとブランドの立ち位置
BLUEBOX(ブルーボックス)は中国・上海発の睡眠ブランドです
BLUEBOX(ブルーボックス)は2019年に中国・上海で誕生し、中国では「蓝盒子(ランホーズ)」という名前で展開しているマットレス・睡眠ブランドです。
現在の主要な運営企業は、上海に拠点を置く「万物安睡(上海)科技有限公司」で、マットレスを中心とした寝具・家具の開発や販売を行っています。
| ブランド | BLUEBOX(ブルーボックス) 中国名「蓝盒子」 |
|---|---|
| 発祥 | 中国・上海 |
| ブランド 開始 | 2019年 |
| 主要 運営企業 | 万物安睡(上海)科技有限公司 |
| 主な事業 | マットレス・枕など 睡眠製品の開発・販売 |
| 販売 スタイル | オンラインから始まったD2C型 + 中国では実店舗・体験拠点も展開 |
| 主力商品 | Z1 コイシ マットレス |
ブランドの発祥が中国であることは明確で、日本企業が中国で製造しているマットレスとは成り立ちが異なります。
2019年に中国で生まれたブランドそのものが海外へ広がり、その一つとして日本でも販売が始まっています。
ブランドと日本の販売会社は分けて考えると分かりやすいです
「BLUEBOX(ブルーボックス)はどこの会社なの?」
と確認するときは、中国のブランド運営会社と、日本向け通販サイトの販売業者を分けて見る必要があります。
日本公式サイトの特定商取引法に基づく表記では
- 販売業者
Hong Kong Jianing Limited(香港) - 設立
2025年9月
となっています。
楽天市場のBLUEBOX(ブルーボックス)公式店では中国所在の事業者として表示され、商品は日本国内から発送されます。
- ブランドの発祥
中国・上海 - 主要運営企業
万物安睡(上海)科技有限公司 - 日本公式サイトの販売業者
Hong Kong Jianing Limited
「販売会社が香港だから香港ブランド」という意味ではなく
ブランド自体は中国発です。
3年間ほぼ一枚のZ1を売り続けたことがブランドストーリーの核です

BLUEBOX(ブルーボックス)の特徴を理解するうえで重要なのが
最初から商品数を増やさなかったことです。
2019年にブランドを立ち上げたあと、最初の約3年間は基本となる
Z1マットレスに集中しました。
ブランドストーリーには
「シンプル、科学的、実用的」
という製品開発の考え方が示されています。
機能や素材を増やして高級感を出すより、毎日の睡眠に必要な役割を絞り込み、分かりやすい一枚を作る方向から始まったブランドです。
創業者の李迟氏と卢召利氏は、もともと伝統的なマットレスメーカーの出身ではなく、学生時代からさまざまな事業に取り組んできた起業家です。
卢召利氏は2025年の天下网商のインタビューで、初期のZ1について、下から「スプリング」「高密度サポート層」「メモリーフォーム」というシンプルな構造にした経緯を話しています。
- 下から支える
- 表面で受け止める
- その間で急な沈み込みを抑える
という役割を分け、複雑にしすぎなかったことがZ1の原型です。
圧縮したマットレスをコンパクトな青い箱で届ける購入体験も、BLUEBOX(ブルーボックス)のブランドイメージそのものになりました。

オンラインで買い、箱で受け取り、自宅で広げて長期間寝て確かめるというスタイルは、Casperやコアラマットレスと同じ「Mattress in a Box」の流れにあります。
中国ではオンライン発の新興ブランドから有力なマットレスブランドへ成長しています
BLUEBOX(ブルーボックス)は歴史の長い老舗メーカーではありませんが、中国での販売規模は小さなネットショップの段階をすでに超えています。
2021年に初めて参加した天猫の618では、販売開始初日に約1,000枚のマットレスを販売しました。
この数字は当時の中国商業メディアWinshangでも報じられています。
2025年に公開された創業者インタビューでは、前年のGMVが10億元に近い規模まで成長し、チームも約200人になったことが語られています。
日本向けのブランドページに掲載されているブランド公表値は、Z1シリーズが50万枚以上、ブランド全体のユーザーが100万人以上です。
2025年の全プラットフォーム販売額として300億円という数字も掲載されています。
マットレスの国家標準づくりにも運営会社が参加しています
万物安睡(上海)科技有限公司は、中国の国家標準「GB/T 44438-2024 家具・マットレス機能特性試験方法」の起草企業の一つです。
中国の全国標準情報公共サービスプラットフォームでも企業名を確認できます。
これはZ1 コイシそのものの品質を国が保証しているという意味ではありません。
マットレスを販売するだけでなく
試験方法を整える業界側の活動にも参加している企業だと分かります。
日本ではZ1 コイシ・T2・N2の3商品から展開しています
中国では複数のマットレスや電動ベッドまで商品を広げていますが、日本公式ストアで販売されている商品はまだ絞られています。
| 商品 | 種類 | 特徴 |
|---|---|---|
| Z1 コイシ | 22cm厚 マットレス | フォーム +3ゾーンポケットコイルの やや硬め設計 |
| T2 | 6cm 薄型マットレス | メモリーフォームを使った 折りたたみ可能な 薄型モデル |
| N2 | 枕 | メモリーフォームを 使ったピロー |
ブランドを知るうえで中心になるのは、厚さ22cmの「Z1 コイシ」です。
Z1 コイシはフォームとポケットコイルを組み合わせたハイブリッド型です

Z1 コイシは、表面から順にテンセル生地、FlexzFoamメモリーフォーム、高硬度サポートフォーム、3ゾーンポケットコイルを組み合わせています。
さらに外周には10cm幅のエッジサポートを入れ、端へ座ったときや寝返りしたときの沈み込みを抑える構造です。
- 表面
メモリーフォームでカラダのラインに
フィットする - 中間
高硬度フォームで沈み込みを抑える - 下部
3ゾーンポケットコイルで
腰・肩・脚を支える - 外周
エッジサポートで端まで使いやすくする
Z1 コイシの商品仕様では、寝心地を「やや硬め」としています。
単純に硬い素材だけで作るのではなく
表面では圧力を受け止め、下の層で沈み込みを止めるのがBLUEBOX(ブルーボックス)の寝心地を理解するポイントです。
「硬めなのに硬すぎない」と表現するより
フォームのフィット感は残しながら
深く沈み込みにくい
と考えると構造と寝心地の関係が分かります。
BLUEBOX(ブルーボックス)はどこの国?怪しい?運営会社と中国での実績を確認できるブランドです
聞き慣れないブランドを見て
「どこの国のブランド?」
「怪しい会社ではないか」
と気になる場合は、広告の雰囲気ではなく
- 運営主体
- 販売実績
- 商品情報
- 返品や保証の条件
を確認すると判断しやすくなります。
- 2019年から中国でブランドを
展開している - 主要運営会社の企業情報を確認できる
- 中国の大手ECで販売実績がある
- マットレスの国家標準の起草企業に
運営会社が含まれる - 日本向け販売会社・所在地・連絡先が
特商法ページに掲載されている - 返品条件と保証条件が日本語で
公開されている
少なくとも、会社の出自や販売の実態を追えないブランドではありません。
中国での実績と日本での実績は分けて見る必要があります
BLUEBOX(ブルーボックス)を評価するときに最も大切なのが、中国での実績をそのまま日本での実績へ置き換えないことです。
中国では2019年から販売を続け、100万人以上のユーザーを持つ規模へ成長しています。
日本公式サイトのZ1 コイシのレビューは2026年9月確認時点で22件で、日本での長期使用レビューや第三者による評価はまだ多くありません。
中国では実績のあるブランド、日本ではこれから実績を積み上げるブランド
という二つを分けて理解すると、現在の立ち位置を誤解しにくくなります。
100日トライアルと保証も日本向けに用意されています
Z1 コイシには商品到着日から
100日間のトライアルがあり、条件を満たせば回収送料もBLUEBOX(ブルーボックス)が負担します。
購入したマットレスを自宅で実際に使いながら100日間寝心地を試し、合わなければ期間内に返品・返金できるお試し制度です。
厚型マットレスは本体5年、スプリング部分は25年の保証があります。
不要マットレスの無料回収サービスもありますが
です。
ネルマットレスよりフォームのフィット感があり、コアラマットレスよりコイルの支えを使う構造です

BLUEBOX(ブルーボックス)を日本のD2Cマットレスと比較するなら、ネルマットレスとコアラマットレスが特に分かりやすい比較対象です。
価格帯だけでなく、ネットを中心に販売し、自宅トライアルを設け、配送しやすい形でマットレスを届ける購入体験まで近いためです。
| ブランド | 主な構造 | 特徴をつかむ軸 | 自宅トライアル 保証 |
|---|---|---|---|
| BLUEBOX (ブルーボックス) | メモリーフォーム +高硬度フォーム +3ゾーンポケットコイル | 沈み込みを抑えた 支持感 +表面のフィット感 | 100日 本体5年 スプリング25年 |
| ネルマットレス | 高密度ポケットコイル主体 | 自然な寝返り | 120日/10年 |
| コアラマットレス | クラウドセルフォーム主体 | 振動吸収 | 120日/10年 |
構造が最も近いのはネルマットレスです
BLUEBOX(ブルーボックス)とネルマットレスは、どちらも独立したポケットコイルを使ってカラダを支えるマットレスです。
ネルマットレスは
小口径のポケットコイルを高密度に配置し、腰部分を硬めにするセンターハード構造によって自然な寝返りのしやすさを前面に出しています。
BLUEBOX(ブルーボックス)は
ポケットコイルの上へメモリーフォームと高硬度フォームを重ね、フィット感と沈み込みを抑える役割を分けています。
同じコイル系でも
- ネルマットレスは
コイルで細かく支えて寝返りを助ける - BLUEBOX(ブルーボックス)は
フォームで受け止めて下からコイルで支える
と整理すると違いが見えます。
コアラマットレスとは構造より購入層が重なります
コアラマットレスはポケットコイルではなく、独自のクラウドセルフォームを使ったウレタン系マットレスです。
代表的な特徴はゼロ ディスターバンス技術による振動吸収で、隣で寝る人の動きが伝わりにくいことを強く打ち出しています。
構造は異なりますが、7万円前後から比較されるD2Cマットレス、自宅で長期間試せる商品という意味では購入時に競合します。
ブランドの代表的な訴求で整理すると
- 支持感とフィット感なら
BLUEBOX(ブルーボックス) - 寝返りならネルマットレス
- 振動吸収ならコアラマットレス
という違いです。
BLUEBOX(ブルーボックス)は商品を増やすより新しい試し方を作ってきたブランド
BLUEBOX(ブルーボックス)のブランドらしさは、Z1 コイシの構造だけではありません。
「マットレスをどう作るか」と同時に
「どう試すか」
「返品された商品をどう扱うか」
まで新しい方法を試しています。
中国ではマットレスを載せたSleepバスを走らせています
中国ではマットレスを積んだ「Sleepバス」を上海・杭州・成都・深圳で運行し、店舗まで出かけなくても実物へ横になれる仕組みを作っています。

日本向けブランドページにも
「いつかこの車を日本にも走らせたい」
と書いてあります。
3Dプリンターで寝られるマットレスまで試作しています
BLUELABでは3Dプリンターを使い、硬さを段階的に変えられる実際に寝られるマットレスも試作しています。
まだ耐久性や安全性の検証を続けている実験段階の製品で、販売中のZ1 コイシとは別物です。
完成した機能を多く並べるブランドというより
少数の商品を長く育てながら、睡眠の売り方や試し方では新しいことを試す
これがBLUEBOX(ブルーボックス)の特徴です。
返品されたマットレスは再販売せず支援へ回しています
100日間のトライアルで返品されたマットレスは再販売せず、クリーニングと消毒を行ったうえで、慈善団体・学校・施設などへ届ける「スリープ支援プロジェクト」へ回しています。
返品制度を販売促進だけで終わらせず、その後のマットレスまで扱う仕組みを持っている点もブランドストーリーの一部です。
まとめ:BLUEBOX(ブルーボックス)とは中国で実績があるマットレスブランドです
BLUEBOX(ブルーボックス)は
中国で育ったブランドが日本へ入ってきた新興D2C睡眠ブランドです。
2019年に上海で一枚のZ1から始まり、約3年間は商品をむやみに増やさず、オンライン販売と100日間の自宅トライアルを軸に成長してきました。
中国では100万人以上のユーザーを持つ規模まで広がる一方、日本では販売歴も口コミの蓄積もまだ浅く、ネルマットレスやコアラマットレスほど認知されていません。
商品面では、コアラマットレスのようなフォームだけの構造でも、ネルマットレスのようなコイル主体の構造でもありません。
メモリーフォームのフィット感を残し、高硬度フォームとポケットコイルで沈み込みを抑えるハイブリッド構造が、BLUEBOX(ブルーボックス)の立ち位置を最もよく表しています。
「知らない中国ブランド」
だけで判断するより
中国で積んできた実績と、日本ではまだ参入初期であることの両方を見ると、BLUEBOX(ブルーボックス)がどんなブランドなのかをつかめます。
